メインコンテンツに移動

Q&A 3-5. 京都や奈良の観光受け入れを充実させれば観光客は増えるのでは?

京都や奈良の寺社などは世界遺産で、日本の重要な観光資源です。他にも全国各地の温泉や、屋久島、知床など世界遺産クラスの自然など、日本は観光資源にはこと欠きません。そうした場所で観光受け入れ態勢を充実させることは、大変重要なことです。しかし日本は観光振興という意味では大きな問題点を抱えています。それは首都東京に大きな観光の目玉がないことです。主要各国の首都のモニュメントは、それ自体が大きな観光資源になっています。凱旋門や紫禁城や自由の女神は、ビジネス客でも気軽にすぐ訪れることができます。しかし東京では、富士山や箱根や鎌倉、日光もかなり距離があります。訪日外国人で、東京だけを見て、そのまま帰国する人がおよそ60%と云われていますが、その外国人が東京滞在中に訪れるのが、浅草、築地市場、秋葉原・・だけでは、いささか淋しいのではないでしょうか。もし首都東京に江戸城天守があれば、東京の魅力はまさに飛躍的に上がり、世界の注目を集めることは、疑いの余地がない・・と言って良いのではないでしょうか。