2月21日開催予定のオンライン講演しリース「江戸城天守物語」第6回講演会は都合により2月28日(日)14時開催に変更いたしました。
ご参加のお申込みをいただきました皆様に深くお詫び申し上げますとともに、引き続き28日の講演会に御参加いただきますようお願い申し上げます。(すでに送信しましたURLにてご参加いただけます。)
新たにお申込み方は、https://www.kokuchpro.com/event/20210221/、または、 03-6423-1882 、または、 info@npo-edojo.orgでお申込み下さい。
28日講演会の講師は三浦正幸広島大学教授。テーマは「江戸城天守に関わった人々」。概要は次の通りです。
第19話「豊臣大工中井正清をヘッドハントした家康の慶長度天守」
中井正清は、当代一の豊臣大工でした。家康に抜擢されて伏見城天守を再建、江戸城に初代天守である慶長度天守を建て、引き続き駿府城天守、名古屋城天守を次々に建てていきました。彼は豊臣秀頼の依頼で京都方広寺大仏殿も再建しています。その大仏殿が大坂の陣の直接的原因となりました。江戸時代は家康と正清のコラボから生まれたのかもしれません。
第20話「秀忠元和度天守の御大工は中井正清、家光寛永度天守の大棟梁は甲良豊後」
家康の初代天守を惜しげもなく取り壊し、秀忠が二代目の江戸城天守を建てました。元和度天守です。元和度天守の御大工は正清でした。初代天守は大坂城天守再建に使われたのでしょうか。三代目の寛永度天守は、元和度天守を解体して改装したもの。大工は家光のために日光東照宮大改修を担当した幕府大棟梁甲良豊後です。
第21話「保科正之の再建中止と新井白石の再建挫折」
明暦の大火で焼失した江戸城天守は、直ちに再建が計画されました。現存の万治度天守台が加賀前田家に命じられて忽ち完成しました。ところが本丸御殿や城門や櫓の再建は完了しましたが、財政難で天守再建は正之の建言で棚上げ。その半世紀後に再建計画が起こりましたが、またもや挫折。幕府には天守再建の財力がすでになくなっていたのです。現在が三度目の再建計画になります。