(株)日本政策投資銀行 地域振興グループの寺崎友芳氏が、当会の活動と江戸城が再建された時の経済波及効果に着目して、昨年秋、当会を取材の為、訪問されました。その寺崎友芳氏が書かれた記事「東京から景観を考える~江戸城天主閣再建の意義と課題~」が、(財)日本経済研究所・日経研月報の11月号に掲載されましたので、その要旨を紹介します。 詳しくは、こちらから掲載記事の全文(.pdf形式)をご覧ください。
東京から景観を考える ―江戸城天守閣再建の意義と課題―(要旨)
(株)日本政策投資銀行 地域企画部 副主任研究員 寺崎友芳
世界各地の魅力的な都市には魅力的なランドマークがあるが、東京には傑出したランドマークはなく、観光的な回遊性にも乏しい。そこに、もし江戸城天守閣のような代表的な城郭が一つでも再現されれば、江戸城から内堀通り、東京駅、丸の内仲通りを経て銀座に向かうルートは、世界に誇れる散策ルートになる。また、都市東京を訪れる観光客が増えれば、広大な経済波及効果が生まれ、経済合理性の面でも訪日外国人誘致を大きく後押しすると考えられる。
一方、場所が場所だけに皇室の尊厳を損なわない十分な配慮と、木造か鉄筋かの建築工法の選択、更には建築基準法の適用除外など様々な課題があるが、その意義を鑑みれば、それらをクリアする価値が十分にあるのではないか。壮大で、美しい江戸城天守閣を見た外国人が日本の城郭建築に関心を持ち、地方のお城にも足を伸ばしてみようという気持ちになる・・・そんなことを考えるだけで、嬉しくなるではないか。
出典「日経研月報2009年11月号」
(財)日本経済研究所のHP http://www.jeri.or.jp/
