2月8日(土)黒田涼さんの「江戸を知る」座学シリーズ第1回

2月8日(土)黒田涼さんの「江戸を知る」座学シリーズ第1回
江戸の寺社の特徴と街づくり


江戸歩き案内人・作家の黒田涼さんによる「江戸の寺社の特徴と街づくり」は、2月8日(土)午後1時から、ちよだプラットフォームスクウエア(千代田区神田錦町)で行われました。

081関東地方が豪雪に見舞われた最悪の悪天候だったため、当日キャンセルの方が出て、参加者は9人となりましたが、皆さんは黒田さんの濃密な"江戸学"を堪能されていました。江戸切絵図、江戸名所図会などを丹念に読み、2000もの寺社をリストアップし、今も残る寺社1600余りを訪れたと、黒田さんは講座の口火を切りました。

江戸に寺社が多いのは、人口が多かった、全国約300藩の大名などが菩提寺を造った、墓を造る風習が一般化したことなどが理由で、現存する江戸時代の寺社が最も多いのは、台東区(上野、谷中、浅草)346、ついで港区(高輪、麻布)269、新宿区(四ツ谷、神楽坂)182などです。

江戸城から見て、台東区は鬼門、港区は裏鬼門のため、寺社が多く造られたのですが、これらの配置は、寺社に「江戸城を守る砦」の役割を担わせたのです。上野寛永寺(鬼門)、芝増上寺(裏鬼門)に代表され、谷中、高輪の寺社集中にもこうした意味が込められています。

特定の場所に寺社が集まり、寺町を形成しているのは、徳川幕府が江戸の街造りをする際、意図的に行った結果と言えるわけです。

90分にわたる講座を皆さんは熱心に聞きかれ、活発な質疑応答が行われました。
黒田さんの次回の座学は7月12日(土)「江戸の川を知る」を予定しています。皆様のご参加をお待ちします。

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